最近本業が忙しく、なかなか更新する機会がないのですが空き時間は実店舗を回ったりネットサーフィンで情報を収集するようにしています。
また、スクレイピングや価格の自動保存など、過去と現在の価格を比較できるように統計データを取得しています。
(スクレイピングは、巡回先のサーバーに負担をかけてしまうためなるべくオークションなどの大手サイトに限定しています。)
皆さん大好きな六川蒸留酒販売の2022年3月時点のスクリーンショットを保存したものです。 この時点でかなり在庫が少なくなり、オールドボトルを中心に値上がりをしているのですが、中でも1つだけ高額なウイスキーが目立ちます。
G&Mのスペイモルトフロムマッカラン1950です。 今では存在自体が考えられない60年近い長期の熟成したマッカランです。
近年はマッカランの樽が、 1樽で数億円まで値段が上がってしまったので、 30年程度の熟成のウイスキーであっても1本あたり50万円以上の価格になってしまっています。そのためもし今60年ものがリリースされたとしたら、天文学的な数値になるはずです。
そんなわけか、当時は10万円台で購入できた1960年代のマッカランも10倍以上のプライスになっていました。
さすがに133万円は買い手がつかないと思い、放置をしていたのですが、久々に確認してみると異変がおきていました。
なんと同一商品が485万円にまで上昇しています!
確かに貴重なのですが、海外オークションなどを見ると1年を通して何度も出品されています。そして現在でも5000ポンド前後で落札されるなど、日本円にしても100万円弱の相場になっています。
ボトリングが2009、2006など何度かリリースされていますが、混在したチャートはこちらです。
国内では最高価格が186万円。その後は75万円程度で落札されています。
2014年頃には10万円程度で落札されることもありました。 国内在庫が少ないボトルですが海外には多くのボトルが流通しているので、 今回の通販の値段はかなり強気、売れても売れなくても良いと言う価格設定となっています。
rare101など海外投資情報サイトでは継続して価値の上がるマッカランですが、果たして数年で485万円まで相場が追いつくのか、それとも過熱しすぎたウイスキーブームの下火などで下落するのか気になるところです。
今から購入するのはとてもお勧めできませんが、WhiskyAuctioneerなど100万円程度であれば超長期の場合は価値が上がりそうです。
最近の相場を見ていると、最新の限定品というよりは、過去の2010年までの限定品や長期熟成の価格が上昇しているように見えます。
マッカランであれば1980年代までを、無理のない範囲で収集するのが良さそうです。また予算が限られている場合は、レアカスクのようなまだ3万円前後で購入できる「シェリーカスク」のマッカランをお勧めします。
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当サイトの内容は個人的な推測に基づくもので、内容の完全性や、その正確性を保証するものではありません。ウイスキー投資は法律上の制約や損失が発生する場合があります。必ず自己責任おいて入手・売却等をお願いします。利益が出た場合は、確定申告など税務上の申告が必要になる場合もあります、税理士や税務署職員に相談ください。大量の酒類を個人売買する際には、酒税法上の免許や認可が必要になります。