最近のマッカラン相場の推移について解説してみます。
最近、本業が慌ただしく更新が遅くすみません。
マッカラン12年シェリーカスクです。
2021年秋から30%ほど上昇しましたが昨年秋をピークにやや下落、Keepaでも近似した価格チャートになっています。長期欠品していたマッカランが、秋ころになって大量に入荷したのかもしれません。
それでも9,000円を切った落札は少ないので、この物価上昇や仕入高の上昇を考慮すると今後1万円以下での落札は少なくなりそうです。
アマゾンチャートでは、下値ぴったり1万円を維持しています。
次にマッカラン18年のチャートを見ていきましょう。
昨年4月は65,000円を目安に売買していましたが、下落トレンドが続いています。そもそも定価32,000円の商品で、過熱相場が続いていたため調整として下落幅が広くなっています。ところどころ4万円近い価格まで下がっていますが、下落幅が縮まってきています。
個人的な予想では定価+8千円の4万円程度を目安にして反発、ゆっくり1〜2年かけて徐々に上がっていくのではないでしょうか？
下級のマッカラン12年が手堅く上昇しているのを考慮すると、そろそろ一旦の底値まできているようにも思えます。
ただ、味わいでいうと18年でも昔のマッカランには到底およばず、レアカスクやカスクストレングスの方が風味豊かですので、ブランドネームの投資ありきな所有になりそうです。
味の方も美味しいマッカラン25年の方は、この下降トレンドも無視する形で順調に上昇しています。
2020年まで15万円から絶対に抜け出せない、上に蓋がされた相場でしたが2021年に25万円近くまで上昇、昨年秋の下落トレンドの中でも25万円から35万円まで伸ばしています。
単純に2年前にマッカラン25年を1本買えば、2年弱で2倍になった計算になります。仮想通貨バブルには及びませんが、年利50%となれば悪くない投資といえそうです。
【ウイスキー投資】過去800件の取引を分析して分かった価格の推移
みなさん当サイトの初期の記事を読んだことがありますでしょうか？
2021年11月3日に、チャート分析を導入した初期の記事があります。
私の個人的な推測ですが、2022~2023年に2万円台後半から3万円。
もしも来年に終売されれば、2025年頃には5~10万円まで上がってもおかしくはないと思います。
「良い時代だったな〜」と何度も読み返してしまいます。
2020年秋は13,000円で落札が連続していましたが、2022年秋には最高値43,000円で落札されています。
今でこそ少し下落して、32,000〜35,000円を推移していますが、それでも中々の値上がりでした。
マッカランの今後を占うのは本当に難しいのですが、チャートを分析している限り、「25年以上の長期熟成ボトル」または「シェリー主体のレアカスク」などは強気相場がまだ続くのではないでしょうか？
また、過去2〜3年で比較しても伸びているので、今の下落トレンドで仕込んで5〜10年のロングスパンで保有すれば価格が上がる可能性は高いです。
数百件のチャートを分析していますが、「底値」を知るのは困難です。株も仮想通貨も、あとになってから「あそこが底だったんだ」となります。
一部のプロトレーダーなんかは分かるのかもしれませんが……。
ただ、ウイスキー投資では一つだけ法則あり、底値近くになると下げ渋りをします。下落幅が縮まってきて、「あれ？最近値下げが渋くなっている。値段が変わらない」となってきたら、反発する合図かもしれません。
仮想通貨と異なり、反発も一気にするのではなく、ジワジワと伸びていき数年で数倍という感じが多いです。例えば1万円のボトルであれば、一気に高騰が来て5万円になったとします。
それが売り圧力(調整)でジワジワと下落していき、4万円に下がります。
3万円まで下がると「さすがに安いな？」となり買い圧力が高まり反発して再度高値更新をチャレンジ。このような流れが多いです。
例えば、先ほどのレアカスクの例でいくと5万円が割高感が出るとすれば、2度め目の高騰の3万千円程度が割安感の水準だと予想します。
「5万円で落札されてたし、3万円だったら買おうかな？まあいいか」となる範囲です。逆に2万5千円だったら、さすがに安いと私でも即決してしまいそうです。
このあたりから、もしレアカスクを今から拾うのであれば3万円程度がひとつの目安になりそうです。底が抜けて2万円台になったらすみません……。
現行品が5万円近い新品価格なので、そこまで下がるとは思いませんが。
参考にしていただければ幸いです。
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当サイトの内容は個人的な推測に基づくもので、内容の完全性や、その正確性を保証するものではありません。ウイスキー投資は法律上の制約や損失が発生する場合があります。必ず自己責任おいて入手・売却等をお願いします。利益が出た場合は、確定申告など税務上の申告が必要になる場合もあります、税理士や税務署職員に相談ください。大量の酒類を個人売買する際には、酒税法上の免許や認可が必要になります。