ウイスキー投資情報Rでは、独自に作成したチャートを掲載していますが、今回は誰でも簡単に見れるチャートを紹介します。
Amazon転売やせどりビジネスで活用されている、Keepaです。
iPhoneやAndoroidアプリも公開されているので、無料インストールしておくと便利です。PCブラウザでも無料で利用できます。
右上に「検索」とボックスがあるので、任意の商品名を入力します。例えば山崎12年を入力してみます。
すると、新品の登録価格が一覧になって表示されます。右下の「詳細な履歴データを表示」をクリックして、全期間にすると数年分の価格が見れます。
「グレンドロナック12年って、こんなに高くなったんだね〜!」だとか、「グレンリベット18年の値上げってホントじゃん」と簡単に確認できます。
このアプリは、有料会員やアフィリエイト収益で運営しているようです。お酒以外にも様々な用途で利用できます。
前置きが長くなりましたが、このグラフを活用してみます。
山崎12年の新品価格
サイトでも何度も書いているように、実際に10年前は4,980円が当たり前でした。5千円でも高い!と思い、スコッチを飲んでいたほどです。
そこから右肩上がりに上昇しています。
山崎18年の新品価格
今度は山崎18年のチャートを確認してみます。2014年まで17,400円だったことが分かります。今では山崎12年さえ買えない価格ですね。
よくチャートを見ると、上昇率が異なっていることが分かります。
山崎12年と18年の価格チャート乖離が意味するものは?
Photoshopで合成してみました。2021年まで信じられないほどに、12年と18年の相場がぴったりと合わさっています。ところが昨年から山崎18年だけが上昇して、12年が伸び悩んでいます。
2019年の一時的な品薄と同等価格から抜けれていません。
以前、公開した以下の価格分析では、昨年と同じ比率で増加した場合(理論値)「2023年4月 山崎12年 25,645円 山崎18年 193,200円」と、理論値を載せていますが、価格上昇が鈍化しているのかもしれませんね。
https://note.com/whsky/n/nf864d20cd99f
ここからは独自分析も織り交ぜて考察してみます。
山崎12年の取引価格も横ばい?
いつもの独自チャートも掲載していみます。
期間2022年2月6日〜2022年5月6日 母数500件
レンジ幅14,000~26,000円に絞って統計を取得してみました。
開封済やピュアモルトなどを除外しています。
これ、結構衝撃的な事実なのですが、今年の2月から横ばい、または緩やかに下っています。
上記はトレンドラインが1/20ですが、下記は1/50で引いています。
つまり、前の50件の平均値がラインになっています。
これにより平均推移が見れます。特に「山崎12年」のような同一ボトルで、母数が500件だと精度が高いと思います。ただし、箱カートンの有無、偽物の混入はあります。
これを見ると3月の2週目くらいから、緩やかに下っているようにも見えます。
山崎18年の取引価格は微増?
ここまで来たら18年も気になるので、いつもの独自チャートも掲載していみます。
期間2022年2月6日〜2022年5月6日 母数257件
レンジ幅 80,000~170,000円に絞って統計を取得してみました。
トレンドラインは1/20です。
微増はしているものの、過去3ヶ月では変化がないようにも見えます。怖いなと思うのが、ところどころ、11万円を切って落札されていることです。
取引履歴でも「正規ボトルの未開封」のように見えるので、チャートの歯抜けになっている取引は「偽物」と見えるのが自然ではないでしょうか。
上振れは少ないのに、下振れをしているのが気になります。
今後まだまだ、山崎12年と18年は値上がりするかもしれませんが、過去3ヶ月の統計を見ると少し怖いチャートとなっています。
しばらく本サイトでは記事にしませんので、「有料マガジン」を購読いただいている皆さま、上記チャートを見て今後のポートフォリオ作りの参考にしていただけたら幸いです。
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